第79回 菊花賞(2018年)結果

神様、仏様、ルメール様ですね。
ルメールの安定感が今シーズンは際立っています。

着順 馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 着差 上り3F 人気
1 12 フィエールマン 牡3 57 ルメール 3.06.1 33.9 7
2 9 エタリオウ 牡3 57 M.デム ハナ 33.9 2
3 7 ユーキャンスマイル 牡3 57 武豊 1 1/2 33.9 10
4 3 ブラストワンピース 牡3 57 池添謙一  3/4 34.1 1
5 18 グローリーヴェイズ 牡3 57 福永祐一  1/2 33.9 12
6 13 タイムフライヤー 牡3 57 和田竜二  3/4 34.1 13
7 17 シャルドネゴールド 牡3 57 藤岡康太 1 1/2 33.9 15
8 5 エポカドーロ 牡3 57 戸崎圭太 ハナ 34.8 3
9 4 ジェネラーレウーノ 牡3 57 田辺裕信 1 1/4 35.2 4
10 2 グレイル 牡3 57 岩田康誠 2 34.3 8
11 16 ステイフーリッシュ 牡3 57 藤岡佑介 クビ 34.8 11
12 10 アフリカンゴールド 牡3 57 松若風馬 2 35.7 9
13 14 グロンディオーズ 牡3 57 モレイラ  3/4 35.3 6
14 6 メイショウテッコン 牡3 57 松山弘平  1/2 35.8 5
15 11 コズミックフォース 牡3 57 浜中俊 クビ 36.1 14
16 1 アイトーン 牡3 57 国分恭介 9 37.2 17
17 8 カフジバンガード 牡3 57 幸英明 1 3/4 38 18
18 15 オウケンムーン 牡3 57 北村宏司 8 37.8 16

RAP:12.8 – 11.9 – 12.5 – 12.9 – 12.6 – 12.4 – 13.3 – 13.0 – 12.8 – 12.7 – 12.8 – 12.2 – 12.2 – 10.7 – 11.3
(前後半3F:37.2 – 34.2)

【ざっくりレース内容】
スタート
好枠のジェネラーレウーノがスタートを決める。
カフジバンガードとコズミックフォースが先頭集団へ

スタート~1週目正面
ジェネラーレウーノが先頭
2番手に中目カフジバンガード
3番手に内目エポカドーロと外目コズミックフォース
好位集団に中目ユーキャンスマイルと外目フィエールマン
エタリオウが後方大外目からポジション上げを上記2頭の後ろへ
外目後方にブラストワンピース、グローリーヴェイズと集団は続く

1週目正面~向こう正面
ジェネラーレウーノが先頭
2番手に中目カフジバンガード
3番手に内目エポカドーロと外目コズミックフォース
好位集団の外目にフィエールマン等
その後ろに中目ユーキャンスマイルと大外目エタリオウ
ブラストワンピースは大外目で有力馬を見ながら競馬
グローリーヴェイズはその後ろ大外目

向こう正面~直線
エタリオウが捲り気味に膨れながらも先頭へ
更に外からブラストワンピースが膨れながらも猛追
その後ろからグローリーヴェイズが更に外に出す
ユーキャンスマイルとフィエールマンは、追い出しを遅らせにコーナーを丁寧に回る

直線
エタリオウが早め先頭に立つも、馬群を割ってフィエールマンが強襲しハナ差V
ユーキャンスマイルがフィエールマンと同じ位置から伸びるも3着
ブラストワンピースは伸びず4着
グローリーヴェイズがジリ脚で5着

【短評】
1着 フィエールマン
今週も「やっぱりルメールかい!」でした。
今まで出足が付かなかった同馬を前目のポジションへ
そこからコーナーを丁寧に回ってロスなく勝利。
完璧と言っていい競馬でした。

複数いる社台系の馬の中からこの馬を選んだ相場眼は素晴らしいですね。
(今のルメール騎手なら上位馬のどれに乗ってても勝っていたような気がします。。。)

ディープ産駒は溜めて直線でズドンのイメージが強いですが、同馬やワグネリアンやサトノダイヤモンドみたいにキレ味は落ちますが操縦性を生かしてポジショニングを上げて総合力で勝つ競馬も今後は増えそうですね。前目の競馬で取りこぼしも少なくなるので要注意です。

2着 エタリオウ
また2着です。最終コーナーで少し膨れたのが無ければ・・・とか思いますがこの馬に関してはそういう問題じゃないと思います。
気分よく最後までしっかりと真面目に走らせる事が大事で、出来ればG1もあっさり勝ちそうです。
ステイゴールドは最後に大物を残しましたわ。関係者の皆様が引退まで気苦労が絶えなさそうなお馬です。

気性が成長すればと思いますが、親父を想うと無理そうです。笑
対策とすれば親父と同じく騎手を変更でしょうね。
ボウマン騎手、デムーロ騎手が乗ってもダメとなると、ルメール騎手、モレイラ騎手、ムーア騎手、デットーリ騎手、スミヨン騎手等ですかね。(贅沢な馬です。)
個人的には親父の時(熊沢騎手→武豊騎手)のように、当たりの柔らかい騎手(今ならルメール騎手)への変更が見てみたいです。

3着 ユーキャンスマイル
母父ダンスインザダーク×京都外回りの武豊と期待値の塊通りが仕事をしてくれました。
直線までは馬場の良いベターな所を通ってじっと我慢。直線は外より目の馬場を伸び3着。
スタートで交わしたメイショウテッコンが押して1コーナーで取りたいポジションを取られ一つ後ろのポジションに。その為2コーナーでアイトーンが暴れた影響を受けブレーキ。
この不利が無ければ勝てたかも知れません。

次走以降も楽しみですが、かなり上手く立ち回ったため上澄みは少ないと思います。過度な期待は注意です。

4着 ブラストワンピース
本命だっただけに残念。
よく言えば強気な馬を信じた競馬、悪く言えば雑な競馬でした。
内枠を引くも後方からの競馬になり、包まれる事を嫌い外目に。
外々を回り最終コーナーも大外を膨れながら直線へ。
貯金なく弾けず。
包まれないポジションで勝負したかった意図は理解できましたが、これで勝ったら怪物な競馬内容でした。
乗り方次第では勝ち負け出来ていただけに勿体無かったです。
ラジオNIKKEI賞のフィエールマンと同じく乗り替わりもあり得そうです。

ノーザンファーム×大竹厩舎といえばルージュバックでしたが、この馬はどこまで池添騎手とコンビを組まさせてもらえるんでしょうか。
(社台は有力馬を使って大竹調教師を鍛えているような気がする。1流日本人ジョッキーをコンビを組ませるのはサポートのためかな)

次走は人気を落としそうですし、狙い目な気がします。
(池添騎手が得意なのは函館と京都外回り)

5着 グローリーヴェイズ
大外の不利の中、頑張りました。
1コーナーまでに前目に付けようとするも前に行く馬が多かったため断念。
その後も内目に入りたかったが入れず。終始、後方外目を回る。
直線で大外から伸びで5着。

福永騎手は手を尽くしましたが、何一つ味方してくれませんでしたね。
枠が内枠なら、スタートで先行して内目に入れたら、道中で内側に入れられたらとたらればが言いたくなる競馬でした。

次走は状況は好転する確率が高いですので狙い目です。

6着以下 で思ったこと。
外枠と関東騎手は今年もダメでした。
田辺騎手は勝ちに行くパターンと同馬主のエタリオウを勝たせるプランがあって、ハナを取れたために後者のプランを選択したような気がします。

メイショウテッコンは直線までのポジショニングが完璧でした。
直線は内側を選択した事もあってか直線は伸びませんでしたが、松山騎手は納得の騎乗ではないでしょうか。
このポジションを欲しかった武豊騎手はやられたと思ったハズ。
そのうち松山騎手は菊花賞で穴を開けてくれそうです。
(松山騎手は芝は京都外回りと阪神内回り、ダートは西4場が比較的得意)

次走のねらい目
フィエールマン○(次走も同じ戦法なら)
エタリオウ○(確実に掲示板に来る。鞍上変更注意)
ユーキャンスマイル?(かなり上手く立ち回った。次走は過度の期待はダメ。)
ブラストワンピース◎(外々を回る競馬。次走狙い目。鞍上強化なら更にgood)
グローリーヴェイズ◎(外々を回る競馬。次走狙い目。内枠なら更にgood)

総合して言えるのは上位馬は来年ルメールが全部乗って勝ちそうで怖い。。

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