今週はG1複数開催でした。地方も嗜むを者としては複数のG1が開催されるので楽しみにしている日です。
JRAでの複数開催は2004年のJCとJCダート以来14年振り、JBCは初開催でした。
私が初めて東京競馬場に行った以来の複数開催かと言うどうでも良い事は置いといて、まずはJBCスプリントから振り返りましょう。
着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 着差 | 上り3F | 人気 |
1 | 6 | グレイスフルリープ | 牡8 | 57 | ルメール | 1.10.4 | 36.4 | 4 |
2 | 5 | マテラスカイ | 牡4 | 57 | 武豊 | クビ | 36.7 | 1 |
3 | 4 | キタサンミカヅキ | 牡8 | 57 | 森泰斗 | 2.5 | 36.1 | 5 |
4 | 14 | モーニン | 牡6 | 57 | C.デム | 1/2 | 35.9 | 3 |
5 | 13 | レッツゴードンキ | 牝6 | 55 | 岩田康誠 | 1/2 | 36 | 2 |
6 | 3 | キングズガード | 牡7 | 57 | 藤岡佑介 | クビ | 35.8 | 6 |
7 | 15 | テーオーヘリオス | 牡6 | 57 | 浜中俊 | 11/2 | 36.4 | 11 |
8 | 2 | ニシケンモノノフ | 牡7 | 57 | 横山典弘 | ハナ | 36.3 | 10 |
9 | 7 | ウインムート | 牡5 | 57 | 内田博幸 | クビ | 37.4 | 12 |
10 | 12 | ラブバレット | 牡7 | 57 | 山本聡哉 | クビ | 37 | 14 |
11 | 1 | ネロ | 牡7 | 57 | 戸崎圭太 | クビ | 36.9 | 8 |
12 | 16 | ノボバカラ | 牡6 | 57 | 御神本訓 | クビ | 36.1 | 15 |
13 | 11 | アンサンブルライフ | 牡5 | 57 | 繁田健一 | 1 | 36.4 | 16 |
14 | 9 | セイウンコウセイ | 牡5 | 57 | 池添謙一 | 7 | 38.4 | 7 |
15 | 8 | ナックビーナス | 牝5 | 55 | 大野拓弥 | 5 | 39.4 | 9 |
16 | 10 | ノブワイルド | 牡6 | 57 | 左海誠二 | 3 | 40.2 | 13 |
LAP:12.1-10.6-11.0-11.6-12.1-13.0
(前後半3F:33.7 – 36.7)
【ざっくりレース内容】
スタート
テーオーヘリオスがスタートを決めるも内枠を見ながら抑える。
内枠のマテラスカイが押して先頭へ。
押してウインムート、ノブワイルドと続く。
グレイスフルリープはマテラスカイの番手に付ける。
スタート~直線(3・4コーナー)
マテラスカイが先頭。
内側からウインムート、ノブワイルド、ラブバレット、セイウンコウセイがマテラスカイに襲い掛かる。
グレイスフルリープはマテラスカイの番手でじっと我慢。
中団より後ろ、中目キタサンミカヅキ、見るように中目レッツゴードンキ、外目モーニンが追走。
最後方内目にキングズガード。
直線
内目マテラスカイが突き放す所に、グレイスフルリープがチョイ差しでV。
マテラスカイに襲い掛かった先行馬4頭が垂れてくるのを交わしながら、差し馬が3着争い。
外目から交わしたキタサンミカヅキが3着。終始大外を回ったモーニンが4着。
キタサンミカヅキの後ろで同じラインを回ったレッツゴードンキが5着。
キングズガードは内側から外目に出し進路を探るのに手間取り6着。
【短評】
1着 グレイスフルリープ
今週も「ルメールかい!」でした。(4週G1連続勝利)
ルメール騎手の勢いが止まりませんね。
スタート直後の先行争いには参加せず、内目で番手をキープしじっと我慢。
直線でマテラスカイが粘りこむ所をチョイ差ししてG1制覇。
スタートと道中を含め200m手前まで、馬に無理をさせなかった事が最後の伸びに繋がりました。
この辺がルメール騎手の上手さだと思います。
次走はマテラスカイよりも楽な競馬だった分、過信は禁物です。
枠や展開が上手く利用できない時は、アッサリ負けるのもあり得ると思います。
2着 マテラスカイ
スタートは普通もダッシュ力を生かして押して先頭へ行くも、ウインムートにコーナーまで絡まれました。
その分か最後に刺されてしまいましたね。
当レースの前半3Fが33.7秒、古馬オープンクラスの今年の前半3Fは34.7秒なのでかなり早い展開でした。
武豊騎手としては絡まれずにストレス無く走りたかったでしょうが、1人気の宿命ですね。
力負けでは無いので、次走も注目です。
3着 キタサンミカヅキ
中団後ろから中目でじっくりと構えて、直線で伸びました。
が、今回は後方の馬にはノーチャンスでしたね。
中央OPで惨敗→地方移籍→東京盃連覇と立て直した関係者の方々はお見事だと思います。
元々注目していた馬なだけに、中央馬に一矢報いて嬉しいです。
次走ですが人気しそうですね。今回は差し馬が不利の中で好枠を生かしました。外枠が当たった時は注意が必要です。
4着 モーニン
外枠スタートで押すも前に先行馬争いが出来ず、終始外々を回った競馬でした。
距離短縮は良さげですね。次走はロスの少ない枠なら勝負出来そうです。
5着 レッツゴードンキ
キタサンミカヅキの後ろを追走して5着。
今回は後方の馬には総崩れした時にしか出番が無いので、もう少しポジションを上げても良かったかもしれません。
次走は狙いにくいですね。芝もダートもあと1押しが足りない。年齢も年齢なだけに今後は控えめに行きたいかな。
6着以下 で思ったこと。
キングズガードはポツン競馬もどきで、直線に賭けて6着。
楽なコースを通っているので、次走人気するなら要注意です。
テーオーヘリオスは先行争いを避けて、外目を追走して惨敗。
スタートが良かっただけに、先行して欲しかったですね。
(行き切れなかった場合も惨敗だったと思います。)
次走は人気を落としそうですし、先行争いが緩いとチャンスです。
芝馬が出てきましたが、昔と違い芝馬が何となく出てきて好走する程、層は薄くないので今後もサクサク消しましょう。
次走のねらい目
グレイスフルリープ▲(いろいろ上手く行き過ぎた。次走は過信はダメ。)
マテラスカイ○(しんどいレース。1番人気で無ければ。)
キタサンミカヅキ△(上手く立ち回った。次走は枠注意。)
モーニン△(距離短縮はよさげ。好枠なら。)
レッツゴードンキ×(このメンバーだと厳しい。)
キングズガード×(上手く立ち回った。次走は危ない。)
テーオーヘリオス△(次走は今走よりも好転しそう。先行争い易化なら。)
ダート短距離路線は絶対王者はいないですが、ダートマイル路線よりも強さが分かれていますね。