一気に寒くなりましたね。
場末なサイトを見に来て頂いている皆さんも風邪に気を付けて下さいね。
2歳牝馬の頂点を決める戦いが行われました。
今年は最有力馬のグランアレグリアが朝日杯FSに参戦を表明したため、一気に混戦模様となりました。
(対牡馬になってもルメール騎手確保優先ってのがスゴイ)
果たしてどの馬が栄光に輝いたのでしょうか。
着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 着差 | 上り3F | 人気 |
1 | 13 | ダノンファンタジー | 牝2 | 54 | C.デム | 1.34.1 | 34 | 1 |
2 | 9 | クロノジェネシス | 牝2 | 54 | 北村友一 | 1/2 | 33.9 | 2 |
3 | 11 | ビーチサンバ | 牝2 | 54 | 福永祐一 | クビ | 34.5 | 4 |
4 | 4 | シェーングランツ | 牝2 | 54 | 武豊 | 3/4 | 34.4 | 3 |
5 | 3 | プールヴィル | 牝2 | 54 | 秋山真一 | 1/2 | 35.1 | 14 |
6 | 5 | メイショウショウブ | 牝2 | 54 | 池添謙一 | 2 | 35.7 | 7 |
7 | 10 | タニノミッション | 牝2 | 54 | 浜中俊 | 1/2 | 35 | 5 |
8 | 14 | サヴォワールエメ | 牝2 | 54 | 藤岡康太 | クビ | 34.9 | 15 |
9 | 12 | レッドアネモス | 牝2 | 54 | 戸崎圭太 | ハナ | 35.2 | 6 |
10 | 17 | トロシュナ | 牝2 | 54 | 北村宏司 | クビ | 34.6 | 12 |
11 | 18 | メイショウケイメイ | 牝2 | 54 | 古川吉洋 | クビ | 35.4 | 17 |
12 | 15 | ローゼンクリーガー | 牝2 | 54 | 藤岡佑介 | 1 3/4 | 36 | 13 |
13 | 7 | ウインゼノビア | 牝2 | 54 | 松若風馬 | 2 1/2 | 36.2 | 10 |
14 | 8 | ラブミーファイン | 牝2 | 54 | 丸山元気 | クビ | 36.5 | 16 |
15 | 16 | グレイシア | 牝2 | 54 | 田辺裕信 | クビ | 35.9 | 8 |
16 | 2 | ジョディー | 牝2 | 54 | 四位洋文 | 3 1/2 | 36.8 | 11 |
17 | 1 | ベルスール | 牝2 | 54 | アヴドゥ | 1 1/2 | 37.5 | 9 |
18 | 6 | スタークォーツ | 牝2 | 54 | 荻野極 | 1 1/2 | 37.5 | 18 |
LAP:12.2-10.7-11.9-12.2-12.1-11.0-11.8-12.2
(前後半3F:34.8 – 35.0)
【ざっくりレース内容】
スタート
好スタート馬はおらず。
1番ベルスール、5番メイショウショウブが押して先頭へ
6番スタークォーツ、半馬身差で7番ウインゼノビア、8番ラブミーファインも続く
更に半馬身差3番プールヴィルまでが先行争い。
その他有力どころと出遅れは、
11番ビーチサンバは出たなり好位集団に
4番シェーングランツは出たなり後ろへ
13番ダノンファンタジーは引いて下げる
9番クロノジェネシス出遅れ&前カット
14番サヴォワールエメ出遅れ
スタート~向こう正面
先頭は最内ベルスールが引かず
2番手内目メイショウショウブ
3番手中目ラブミーファイン、半馬身差で最内プールヴィルと内目スタークォーツ
4番手中目ウインゼノビア、外目のローゼンクリーガーは更に押し上げる
5番手内目レッドアネモス
6番手最内ジョディー、外目メイショウケイメイ
7番手内目タニノミッション、中目ビーチサンバ
8番手外目グレイシアは手綱を引く
9番手内目シェーングランツのみペースを上げず下がり、中目サヴォワールエメ
2馬身差で10番手外目ダノンファンタジー
11番手中目クロノジェネシス
12番手最内トロシュナ
向こう正面~直線(3・4コーナー)
先頭は最内ベルスール、内目メイショウショウブ、中目ラブミーファイン、外目ローゼンクリーガー
2番手最内プールヴィル、内目スタークォーツ、中目ウインゼノビア、外目メイショウケイメイ
3番手最内ジョディー、内目レッドアネモス、中目ビーチサンバ、外目グレイシア
4番手最内タニノミッション、中目サヴォワールエメ、外目ダノンファンタジー
5番手内目シェーングランツ、大外クロノジェネシス
6番手最内トロシュナ
人気どころが外に回す。
直線
早め先頭に立ち最内に切り込むメイショウショウブ
最内を突くもメイショウショウブに前をカットされ内目に切り返したプールヴィルが追いかける。
外目ビーチサンバ、大外ダノンファンタジー、大外クロノジェネシスが強襲する。
内目シェーングランツは外に出すのに手間取るも外目に出し強襲する。
伸びたダノンファンタジーが1着。
クロノジェネシスも伸びるも同じ脚色になり2着。
キレ負けしたビーチサンバが3着。
伸びるも外に出すのを手間取ったシェーングランツが4着。
前をカットされたのが響いたプールヴィルが5着。
早め先頭で粘ったメイショウショウブが6着。
【短評】
今回は見苦しい発言が多めです。
1着 ダノンファンタジー
スタートして後ろに下げて外を回してキレ負けせずにG1制覇。
コーナーで外に膨れたクロノジェネシスの内側に潜り込んだ時点で勝負ありでした。
レースを振り返ると外々を回る強い(雑な)競馬でした。
が、それ以上に他の人気馬が下手こいたのがラッキーでした。(他馬の短評参照)
今年のC.デムーロ騎手は前目内目のポジションを取る意識が低いです。
今回も内目か前目を走れていればもっと楽な競馬になっていたと思いますが、クロノジェネシスを閉じ込める様な競馬をしたり、コーナーで外に膨れすぎないようにしたりと良い内容だったと思います。
無駄な事をしなかった分、最後まで力が残っていました。
次の目標は桜花賞&オークスですね。
正直実力はクロノジェネシスより1枚落ちると思います。
今後は騎手・枠など後押ししてくれる要素が無いと勝ち切るのは厳しいですね。
2着 クロノジェネシス
自分から仕掛けるも最後力尽きました。
レースを振り返ると。
1.スタートで出遅れて前をカットされて最後方。
→出遅れて前をカットされるのは、出負けしているので相手を非難できないです。
(騎手は違いますが、天秋のスワーヴリチャードでも同様の事象がありましたね。)
2.3コーナー入り口で馬が掛かる。
→シェーングランツの後ろに突っ込めば落ち着いたかも。
3.我慢できず外に出し、ダノンファンタジーを蓋をしに行く。
→4コーナーでワンテンポ遅れて中目のまま回っていればロスは少なかったです。
(ダノンファンタジーに蓋をされたかも?)
4.ダノンファンタジーにこじ開けられる。
→外から蓋をする為の併せ馬が甘いです。
(それでもタックル&遠心力でこじ開けられたかも?)
5.右手1本で追い左手で鞭連打。
→直線で両手で追わないと馬が走り難そうです。
(直線入口で手綱がプラプラしているのが原因?)
うーん。ひどい。。。
同レースで負けた〇カを思い出しました。
これで半馬身差は強い馬です。
1つでもいい騎乗が出来て入れば勝ててましたね。
馬の能力がこのメンバーでは1枚上なのは間違いないです。
ノーザンファームのお膳立てが整っていただけに、北村友一騎手はホンマに勿体なかったです。
今後の奮起に期待しましょう。
次走以降も買いですね。
特に鞍上強化して能力を出し切る時に特に買いたいです。
3着 ビーチサンバ
上位馬の中では切れは負けますが、機動力を生かして3着に滑り込みました。
いい騎乗でした。
出来れば内枠が欲しかったですね。
外目枠の分、内に潜り込めず少し外を回ることになりました。
ただ福永騎手は外のレッドアネモスを前に行かせて内を譲り、外に出しやすい中目を選択しており、コメントも「良いスタートを切り、直線ではスムーズに外に出せた。」もしているので想定通りの競馬だったのではと思います。
世代上位なのでどのレースでも馬券内には来ると思います。
ただし今後は騎手・枠など後押ししてくれる要素が無いと勝ち切るのは厳しいですね。
4着 シェーングランツ
内目から外に出し伸びるも最後は勝ち馬達と同じ脚色になりました。
レースを振り返ると。
好枠からスタートして馬なりで追走するも、周りが押した為ポジションを下げる。
後方2番手内目でコーナーを回り外に出したいがサヴォワールエメが走りたいコースをブロック。
(社台の馬同士で何をやっとんの)
直線で外に出すのに手間取り伸びるも最後は先着馬と同じ脚色で4着、
良い脚を使いますが、機動力が無さすぎですね。
少しでもあればこの好枠を生かせられて勝てたのですが。。。
武豊TVでの武豊騎手の要約コメントは「馬群の中で揉まれたくない。器用に捌く馬じゃない。長い脚を使うタイプ。中・外枠が欲しかった。」と言ってます。
そもそも内で馬群の中で我慢して直線ズドンはレースプランに無かったみたいですね。
後方ズドンタイプの馬は枠・展開に左右されやすいので、取りこぼしが多いです。
G1では本命にしにくいタイプですね。
掲示板には来るので紐には入れておいた方が良いです。
成長して機動力が出ればG1でも勝負できる馬だと思います。
5着 プールヴィル
最内を回って直線伸びるも残り300mでメイショウショウブに前をカットされる。
内目に切り返して伸び5着。
勿体なかったですが、良い競馬でしたね。
不利が無かったら4着、もしかすると3着があったかも知れません。
レースを振り返ると。
内枠を活かして3番手最内に付ける。
コーナーも最内を回り、2番手最内ポジションに。
直線で最内を選択し伸びるも残り300mでメイショウショウブに前をカット。
内目に切り返してジリジリと伸び5着。
前をカットされて、もう一度伸びるのは強い馬ですね。
正直このレースで一番驚かされた馬でした。
前走までの競馬を生かしビタビタにインを回り、インを突く。
この時期の若馬で馬群を怖がらず、イン突きが出来るのは3歳春までは大きな武器になります。
次走は紅梅Sの予定です。
内枠を引けて出来が平行線以上で1番人気で無ければ即本命です。
(逆に3つとも×だと切りでいいかな)
桜花賞までは稼ぎ頭になってくれそうな予感。
頑張って欲しいです。
ここまでが世代上位だと思います。
6着以下とは現状では少し差がありますね。
6着以下で思ったこと。
7着タニノミッション、10着トロシュナ
最内スルスルでイン突きしてましたね。
外枠でも後方からインに入りイン突きしているので、馬群を恐れないのでしょうね。
イン突きが出来る事は覚えておきたいです。
次走のねらい目
ダノンファンタジー▲(このレベルでは騎手・枠など後押し要素が欲しい)
クロノジェネシス◎(世代トップクラス。改めて期待。早熟疑惑あり。)
ビーチサンバ▲(機動力が活きるところで。このレベルでは騎手・枠など後押し要素が欲しい。)
シェーングランツ▲(現状このレベルでは紐クラス。機動力の成長に期待。)
プールヴィル◎(不利あるもイン突きした。内枠・出来平行線以上・Not1番人気なら。)
タニノミッション△(イン突きした。成長に期待。)
トロシュナ△(イン突きした。成長に期待。)
ダノンファンタジーはレース中のマイナス要素が最小限だった事が栄冠を手繰り寄せました。
能力はクロノジェネシスが現時点では上なので、北村友一騎手の奮起に期待です。
(短期免許騎手に替わっているかも知れんけど。)