すっかり年末ですね。
有馬記念とホープフルSは如何でしたでしょうか。
明日は東京大賞典です。
最後まで競馬を楽しみましょう。
2歳の頂点を決める戦いが行われました。
今年は牝馬のグランアレグリアが参戦を表明しました。
テンモン以来の38年ぶりの牝馬Vがあるのでしょうか。
着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 着差 | 上り3F | 人気 |
1 | 6 | アドマイヤマーズ | 牡2 | 55 | M.デム | 1.33.9 | 33.9 | 2 |
2 | 1 | クリノガウディー | 牡2 | 55 | 藤岡佑介 | 2 | 34 | 9 |
3 | 2 | グランアレグリア | 牝2 | 54 | ルメール | 1/2 | 34.6 | 1 |
4 | 14 | ファンタジスト | 牡2 | 55 | 武豊 | 1 1/2 | 33.9 | 3 |
5 | 8 | ディープダイバー | 牡2 | 55 | 川田将雅 | 1 1/4 | 34.5 | 11 |
6 | 15 | エメラルファイト | 牡2 | 55 | ビュイッ | 2 1/2 | 33.5 | 7 |
7 | 3 | アスターペガサス | 牡2 | 55 | 福永祐一 | 1 1/2 | 34.8 | 8 |
8 | 10 | ヒラソール | 牡2 | 55 | 岩田康誠 | 1/2 | 34.6 | 14 |
9 | 9 | イッツクール | 牡2 | 55 | 松田大作 | 1/2 | 36.1 | 12 |
10 | 5 | マイネルサーパス | 牡2 | 55 | 丹内祐次 | 3/4 | 34.1 | 5 |
11 | 12 | コパノマーティン | 牡2 | 55 | 坂井瑠星 | 1 1/4 | 34.4 | 15 |
12 | 4 | ドゴール | 牡2 | 55 | 津村明秀 | クビ | 34.7 | 6 |
13 | 11 | ケイデンスコール | 牡2 | 55 | C.デム | ハナ | 34.6 | 4 |
14 | 7 | ソルトイブキ | 牡2 | 55 | 四位洋文 | 2 1/2 | 34.6 | 13 |
15 | 13 | ニホンピロヘンソン | 牡2 | 55 | 浜中俊 | 1 1/4 | 35.5 | 10 |
LAP:12.7-10.9-11.7-12.4-11.8-11.3-11.2-11.9
(前後半3F:35.3 – 34.4)
【ざっくりレース内容】
スタート
1番クリノガウディーが好スタート。
出遅れ馬はおらず。
1番クリノガウディー、2番グランアレグリア、6番アドマイヤマーズ、8番ディープダイバーが他の出方を伺いながら先行争い。
9番イッツクールが押して先頭へ
先頭5頭の後続は3番アスターペガサス、14番ファンタジストと続く
スタート~向こう正面
先頭は内目イッツクールが軽快に飛ばす
2番手最内グランアレグリアが付いていくが手綱を引っ張っている。
3番手内アドマイヤマーズ
4番手最内クリノガウディー、中目ディープダイバー、
5番手内目アスターペガサス、外目ファンタジスト
6番手最内ドゴール、中目ヒラソール、
7番手内目マイネルサーパス、外目ニホンピロヘンソン
8番手内目ソルトイブキ、外目ケイデンスコール、大外コパノマーティン
9番手外目エメラルファイト
人気馬が前目に固まる展開。
向こう正面~直線(3・4コーナー)
先頭は最内イッツクール
2番手最内グランアレグリア
3番手2馬身差で内目アドマイヤマーズ
4番手最内クリノガウディー、内目ディープダイバー
5番手最内アスターペガサス、中目ファンタジスト
6番手内目ヒラソール、中目ニホンピロヘンソン
7番手最内ドゴール、内目コパノマーティン、中目ケイデンスコール
8番手最内マイネルサーパス、中目エメラルファイト
9番手内目ソルトイブキ
直線
逃げる最内イッツクール
内目グランアレグリアと中目アドマイヤマーズが併せ馬で襲い掛かる。
最内イッツクールを抜いた所でグランアレグリアが最内にもたれる。
4番手にいたクリノガウディー、ディープダイバーが中目・外目に出しアドマイヤマーズの経路で伸びてくる。
大外に出したファンタジストも伸びてくる。
突き放したアドマイヤマーズが1着。
クリノガウディーが中目を伸び2着。
もたれたグランアレグリアが最後ジリ脚で3着。
ファンタジストは大外を伸びて4着。
ディープダイバーはジリ脚で5着。
【短評】
前回と違い最近の傾向通りの競馬でした。
1着 アドマイヤマーズ
いい騎乗でした。
この秋はついていない競馬が多かったので、M.デムーロ騎手も嬉しそうでしたね。
関係者の皆様、おめでとうございます!
レースを振り返ると。
スタートしてグランアレグリアの後ろ3番手最内をキープ。
直線では入口でグランアレグリアに競りかけ、持久力勝負に持ち込み完勝V。
内目・前目のポジションを取りに行く強い競馬でした。
道中行きたがったグランアレグリアと違い大人な面も見せました。
人気が反対だったとしても、勝ち負けにはなっていたと思います。
今後の目標は皐月賞ですね。
皐月賞次第で東京優駿かNHKマイルですかね。
実力が世代トップクラスなのは間違いないので、今後も注目です。
唯一の弱点は負けていないので、欠点がまだ分からない所でしょうか。
(このタイプは未知の距離orオーバーペース戦にならなければ、大丈夫だと思いますが。)
馬券的にも取りこぼしが少ないタイプなので、印を打ちやすい有難いお馬さんですね。
M.デムーロ騎手はクラッシックはサートゥルナーリアとどっちを選ぶんでしょうか。悩ましいですね。
結局はノーザンファームの隠し玉だったりして。笑
2着 クリノガウディー
好騎乗でしたね。
今年の藤岡佑介騎手は乗れています。
今までは頭で考えている事とレースが噛み合っていない感じだったのが、噛み合って来たように見受けられます。
これまでの努力が実を結んでいますね。
レースを振り返ると。
好スタートを決めるもハナを取らず、アドマイヤマーズの後ろ4番手最内をキープ。
直線ではアドマイヤマーズの経路を通り、伸びて2着。
能力を最大限に引き出した競馬だったと思います。
能力的には世代上位クラスですが、現時点では勝ち馬とは1枚差がありますね。
次走の目標は皐月賞です。
距離は長くなっても良さそうですね。
枠・騎手など後押しが欲しいです。
逆に次走で外枠を引いた場合は、切りも考えた方が良いかと思います。
3着 グランアレグリア
1番人気を背負った厳しい競馬でした。
レースを振り返ると。
スタートし2番手最内に付ける。
道中軽快に飛ばす先頭イッツクールに手綱を引っ張るも付いていく。
直線入口でイッツクール・グランアレグリア・アドマイヤマーズの最内・内目・中目の併せ馬。
グランアレグリア・アドマイヤマーズがイッツクールを交わしたところで、グランアレグリアが最内にもたれる。
最内にもたれてからはジリ脚。3着。
初輸送で、
牝馬で1番人気を背負い、
道中2番手でマークされ、
3コーナー付近から幼い面を出し行きたがり、
直線入口で早めに競り出す持久戦になり、
最内にもたれる。
これで勝ったら怪物級ですね。
2歳牝馬には酷なレースでした。
反動で走るのが嫌いにならなければいいのですが。。。
能力は間違いなく世代トップクラスです。
初輸送も桜花賞の予行でGoodで、他の牝馬が機動力が無いままなら、桜花賞で圧勝もあり得ます。
(実際はクロノジェネシスと2強になると思います。)
次走の目標は桜花賞・優駿牝馬ですね。
放牧してリフレッシュな状態で戻ってきて欲しいです。
馬が前向きな状態なら、世代トップクラスなのでどのレースでも馬券内には来ると思います。
関係者の皆様、ナイストライでした。
4着 ファンタジスト
外枠を引き外々を回って差してくる競馬でした。
レースを振り返ると。
スタートし道中5番目のポジションをキープ(外目→中目)
コーナーも中目で周り直線は大外に出し伸びて4着。
外枠だったのが響きましたね。
外枠の馬が内側に入れるスペースが無かったです。
内枠だったら2着はありそうでしたね。
実力がある事が分かる強い競馬でした。
前走まで内枠を引き続けて人気になり、G1で外枠を引いて負けるパターンは運が無く負けるパターンの典型例です。
人気が下がる次走は内枠になると狙い目ですね。
距離は2000mギリ持つかな?
母系は短距離なので中長距離は厳しいかもしれません。
ただし父ロードカナロアは世間が思われているよりも中距離を走る馬は多いので人気が無いようでしたら狙いたいです。
実力は世代トップクラスなので今後も注目です。
5着 ディープダイバー
実力を出し切った競馬でした。
レースを振り返ると。
アドマイヤマーズの後ろ、クリノガウディーの外の4番手内目をキープ。
直線では外目に出すも、ジリ脚で5着。
このレースで出せる能力を最大限に引き出した競馬だったと思います。
能力的には世代上位クラスですが現時点ではトップクラスとは1枚差がありますね。
次走の目標は皐月賞ですかね。
枠・展開・騎手が揃って、パワーアップしないと厳しいと思います。
なので馬券的にも積極的に買いたくないかな。
6着以下で思ったこと。
6着エメラルファイト
外枠と出脚がつかない事が響きました。
レースを振り返ると。
スタートでダッシュがつかず最後方9番手外目。
残り600mまで8番手中目で回り大外をぶん回す。
直線伸びるも後方過ぎて届かず。
ダッシュがつかなかったですね。
ダッシュがついていればもっと上位もあったと思います。
次走は人気が無ければ改めて期待です。
次走のねらい目
アドマイヤマーズ◎(世代トップクラス。死角が無いところが死角)
クリノガウディー▲(好騎乗。アドマイヤマーズより1枚落ちる。外枠引いた時は注意。)
グランアレグリア◎(世代トップクラス。反動が無ければ桜花賞は視界良好。)
ファンタジスト〇(外枠が痛かった。内枠で改めて期待。)
ディープダイバー△(好騎乗。現状では条件揃わないとこのクラスでは厳しい。)
エメラルファイト▲(ダッシュつかず。再度期待。)
阪神JFと朝日杯FSで同じコースなのに前・内に対する意識の違いが如実でした。
このあたりがトップジョッキーたる所以なのでしょうね。
今回の上位陣は次走以降も追いかけたい馬が多めなので楽しみです。