中京競馬場で行われた砂の王者を決める戦い。
昨年王者ゴールドドリームが回避の中、ルヴァンスレーヴが圧倒的1番人気になりました。
勝ち馬はどの馬になったのでしょうか。
着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 着差 | 上り3F | 人気 |
1 | 2 | ルヴァンスレーヴ | 牡3 | 56 | M.デム | 1.50.1 | 35.6 | 1 |
2 | 12 | ウェスタールンド | セ6 | 57 | 藤岡佑介 | 2 1/2 | 34.4 | 8 |
3 | 9 | サンライズソア | 牡4 | 57 | モレイラ | クビ | 35.9 | 3 |
4 | 1 | アンジュデジール | 牝4 | 55 | 横山典弘 | 1 1/4 | 36.5 | 9 |
5 | 11 | オメガパフューム | 牡3 | 56 | C.デム | 2 1/2 | 36 | 4 |
6 | 7 | サンライズノヴァ | 牡4 | 57 | 戸崎圭太 | クビ | 35.8 | 5 |
7 | 5 | ノンコノユメ | セ6 | 57 | 内田博幸 | 頭 | 35.7 | 6 |
8 | 13 | ミツバ | 牡6 | 57 | 松山弘平 | クビ | 36.3 | 12 |
9 | 14 | ヒラボクラターシュ | 牡3 | 56 | 四位洋文 | 1/2 | 37 | 11 |
10 | 6 | アスカノロマン | 牡7 | 57 | 太宰啓介 | 1 1/2 | 36.8 | 15 |
11 | 8 | ケイティブレイブ | 牡5 | 57 | 福永祐一 | 頭 | 36.7 | 2 |
12 | 10 | センチュリオン | 牡6 | 57 | 吉田隼人 | 3/4 | 36.7 | 14 |
13 | 15 | インカンテーション | 牡8 | 57 | 三浦皇成 | 1/2 | 37.4 | 10 |
14 | 4 | アポロケンタッキー | 牡6 | 57 | 小牧太 | ハナ | 36.7 | 13 |
15 | 3 | パヴェル | 牡4 | 57 | グティエ | クビ | 37.1 | 7 |
LAP:12.8-11.2-13.1-12.5-12.3-12.3-12.3-11.7-11.9
(前後半3F:37.1 – 35.9)
【ざっくりレース内容】
スタート
好スタートの9番サンライズソアは押さない。
内の1番アンジュデジールが押して先頭へ
2番ルヴァンスレーヴも押して前目に
外から13番ヒラボクラターシュ、14番インカンテーションが前目に
スタート~向こう正面
先頭は最内アンジュデジール
コーナー差を使って2番手最内ルヴァンスレーヴ
3番手内目ヒラボクラターシュ、中目インカンテーション
4番手最内パヴェル、内目サンライズソア
5番手中目ミツバ
6番手最内アスカノロマン、内目ケイティブレイブ、中目オメガパフューム
7番手最内センチュリオン
2馬身後ろに8番手内目アポロケンタッキー
9番手最内サンライズノヴァ
2馬身後ろに10番手最内ノンコノユメ
2馬身後ろに11番手最内ウェスタールンド
向こう正面
先頭は最内アンジュデジール
2馬身後ろに2番手最内ルヴァンスレーヴ
3番手中目ヒラボクラターシュ、外目インカンテーション
3馬身後ろに4番手内目パヴェル、大外サンライズソア
5番手大外ミツバ
6番手最内アスカノロマン、中目ケイティブレイブ、外目オメガパフューム
7番手中目センチュリオン、最大外アポロケンタッキー
2馬身後ろに8番手中目サンライズノヴァ
2馬身後ろに9番手中目ノンコノユメ
4馬身後ろに10番手最内ウェスタールンド
内を嫌う馬が多くみられるが並び変わらず
向こう正面~直線(3・4コーナー)
先頭は最内アンジュデジール
2馬身後ろに2番手内目ヒラボクラターシュ
3番手最内ルヴァンスレーヴ、中目インカンテーション
4番手外目サンライズソア
5番手最内アスカノロマン、中目パヴェル、外目ケイティブレイブ、大外ミツバ
6番手中目センチュリオン、外目オメガパフューム、最大外アポロケンタッキー
1馬身半後ろに7番手中目サンライズノヴァ
8番手外目ノンコノユメ
3馬身後ろに10番手最内ウェスタールンド
外に回す馬が多数。
直線
最内で粘るアンジュデジールに内目ヒラボクラターシュが襲い掛かるが失速。
2頭の間を残り250mで抜けだし内目ルヴァンスレーヴが交わし2馬身半差で完勝。
最内最後方からルヴァンスレーヴの進路をなぞって伸びたウェスタールンドが2着。
中目からサンライズソアが伸びるも3着。
アンジュデジールは粘り4着。
5着は混戦をジリ伸びしたオメガパフューム。
大外をぶん回したサンライズノヴァとノンコノユメが6着、7着。
ケイティブレイブは直線伸びず11着。
【短評】
1着 ルヴァンスレーヴ
強かったですね。砂のアーモンドアイと言ったのも納得です。
心配されていた出遅れて内枠で包まれる懸念も、通常スタートから前に行かせることで解消しました。
外の2頭主張に負けずコーナー差を使って2番手を主張した時点で勝負ありでした。
順調にいけば来年以降も王者として君臨しそうです。
ただスタートは人馬共に不安があるので、後方からの競馬になる可能性は内在し続けると思います。奇数枠の時は要注意です。
砂被りは苦手なのかなと思ってましたが、そんな事はなかったです。
調査不足でした。
次走はフェブラリーSからドバイみたいですね。
怪我無く走って欲しいですね。
馬券的には内枠の奇数枠の時のみ注意すれば良さそうです。
2着 ウェスタールンド
初見では追走に手間取っていた馬が突っ込んできて、訳が分からず( ゚д゚)ポカーンとしてしまいました。
後方ポツンから最内を終始選択し、ルヴァンスレーヴの走路なぞり2着。
他のジョッキーが外々を回す競馬をしていたのも幸いしました。
上がり34.4は立派な数字です。ばらけてイン突きしやすい競馬や捲れる競馬になれば今後も飛んできそうです。
ただ能力+展開が向いて勝ち取った2着なので、今後過剰に人気するようでしたら懐疑的にみた方が良さげです。
それにしてもノーザンFは1頭出しで2着ですか。。
ゴールドドリームが回避したので今週はノーチャンスと思ったのですがしっかりと結果を残しました。
ノーザンF恐るべしです。
次走は東京大賞典に出てくるなら面白い存在だと思います。
(賞金的に厳しいかな)
3着 サンライズソア
前目の外目で競馬をしてジリ脚で3着。
鞍上がモレイラ騎手になった、前走の厳しい競馬に比べると楽になった、コース取りが微妙だったとプラスマイナス要素がありますが前走よりプラス要素が多かった印象です。
そのプラス分で上位に来る事が出来ました。
モレイラ騎手は最内に入れたそうでしたが、最内が取れなかったので、切り替えて外をぶん回したのはモレイラ騎手らしいですね。
コースロスよりもスムーズな競馬を選択したのでしょう。
次走は未定ですが、前目に付けれて伸びるので崩れにくい為、今後もコンスタントに勝てると思います。
ただし暴力的な強さは無いので、1番人気で標的にされると取りこぼすでしょう。
4着 アンジュデジール
ノリマジックpart2でした。
1枠から先頭を取り、道中は平均ペースで走り後ろの馬に脚を使わせました。
(牝馬が上位に来やすいとしても)牝馬で4着は立派だと思います。
前走は神騎乗だったので、今回は掲示板は厳しいと思っていました。
ごめんなさい。
それにしても道中終始、最内に拘った馬が1、2、4、10着ですか。
拮抗する能力だとポジションの差が如実に出ますね。
次走は不明ですが、人気になりそうです。
引き出しは多く持っていますが、機動力で勝負するタイプなので標的にされると厳しいかも知れません。
5着 オメガパフューム。
終始外目、サンライズソアの後ろを回って大外に出し5着。
力は出しましたが、鞍上変更が痛かったですね。
次走は人気が落ちますし、和田騎手が元に戻っていたら狙い目だと思います。
6着以下 で思ったこと。
6着 サンライズノヴァ
7着 ノンコノユメ
後方から大外を回して6着と7着。
6着と7着の差は前にいた分と直線でノンコノユメが最大外に出した差だと思います。
ノンコノユメはインと突くと思いましたが、外を回したので残念でした。
2頭とも東京大賞典では追走が楽になるので、注意が必要です。そしてノンコノユメの方がインと突けるので少しだけ有利かと思います。
11着 ケイティブレイブ
うーん。伸びなかったですね。
立ち回りがセールスポイントの馬が良いポジション(今回は最内)を取れず他の馬と同じような競馬をした事が原因でしょうね。
馬体重が2戦続けて10kg以上増えているのは、成長ではなく疲れ等の何かがあるんだと思います。
(コメントを含めて)中京神の福永騎手らしくない競馬でした。
強烈な末脚は持ってないので、東京や中京のような大型の箱は向いてないですね。
また距離は1900m以上ある方がベターな様です。
東京大賞典に出てきた時は押さえますが、フェブラリーSは切りで良さそうです。
距離\直線 | 短い | 標準 | 長い |
~1700 | ▲ | △ | × |
1800 | 〇 | ▲ | △ |
1900~ | ◎ | 〇 | ▲ |
次走のねらい目
ルヴァンスレーヴ◎(次走はフェブラリー。内枠の奇数枠の時のみ不安あり。)
ウェスタールンド▲(展開向いた。展開に左右されやすいが鬼脚はトップクラス。東京大賞典では一発あるかも。)
サンライズソア▲(機動力が活きるところで。鞍上変更はマイナス。)
アンジュデジール△(神騎乗も実力示す。次走は過剰人気注意。)
オメガパフューム▲(能力示す。和田騎手に戻れば。)
サンライズノヴァ△(東京大賞典で大外一気。人気落ちていれば。)
ノンコノユメ△(東京大賞典で大外一気。イン突きもあり。人気落ちていれば。)
ケイティブレイブ▲(長距離で機動力生かせば。)
ルヴァンスレーヴは強かったですが、M.デムーロ騎手のコース取りが良かったです。
今秋のG1は道中いかに経済コースを通れているかがポイントになっています。
そして連対率が3割を超える騎手は意識的に乗っています。
(モレイラ騎手、ビュイック騎手、ルメール騎手、M.デムーロ騎手、ムーア騎手、川田騎手)
来週の阪神JFは皆さん香港に行くので不在です。
位置取りが凄いことになりそうです笑
香港競馬もパトロールビデオがあれば振り返りが出来るのですが、見当たらないので振り返らないと思います。