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数々の名勝負が行われたジャパンカップ。
東京競馬場の平成最後の戦いは怪物少女に注目が集まりましたが、勝ち馬はどの馬になったのでしょうか。
着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 着差 | 上り3F | 人気 |
1 | 1 | アーモンドアイ | 牝3 | 53 | ルメール | R2.20.6 | 34.1 | 1 |
2 | 8 | キセキ | 牡4 | 57 | 川田将雅 | 1 3/4 | 34.7 | 4 |
3 | 11 | スワーヴリチャード | 牡4 | 57 | M.デム | 3 1/2 | 34.7 | 2 |
4 | 9 | シュヴァルグラン | 牡6 | 57 | C.デム | クビ | 34.5 | 5 |
5 | 5 | ミッキースワロー | 牡4 | 57 | 横山典弘 | 2 | 33.9 | 8 |
6 | 3 | サトノダイヤモンド | 牡5 | 57 | モレイラ | クビ | 34.7 | 3 |
7 | 2 | ハッピーグリン | 牡3 | 55 | 服部茂史 | 1 3/4 | 34.9 | 14 |
8 | 14 | ウインテンダネス | 牡5 | 57 | 内田博幸 | クビ | 35.3 | 10 |
9 | 4 | サトノクラウン | 牡6 | 57 | ビュイッ | 2 | 35.1 | 9 |
10 | 6 | サンダリングブルー | セ5 | 57 | ベリー | 5 | 35 | 7 |
11 | 12 | カプリ | 牡4 | 57 | ムーア | 1 3/4 | 36 | 6 |
12 | 10 | ガンコ | 牡5 | 57 | 蛯名正義 | 3 1/2 | 37.4 | 11 |
13 | 13 | ノーブルマーズ | 牡5 | 57 | 高倉稜 | 3 | 38.2 | 12 |
14 | 7 | サウンズオブアース | 牡7 | 57 | 田辺裕信 | 2 1/2 | 38 | 13 |
LAP:12.9-10.8-12.2-12.3-11.7-11.8-11.7-11.4-11.4-11.0-11.4-12.0
(前後半3F:35.9 – 34.4)
【ざっくりレース内容】
スタート
好スタートの3番サトノダイヤモンドは押さない。
中から8番キセキが先頭へ
内の1番アーモンドアイも押して前目に
外から10番ガンコ、13番ノーブルマーズも前目に
スタート~向こう正面
先頭は最内キセキ
2番手内目ノーブルマーズ
3番手最内アーモンドアイ、半身後方内目ガンコ
4番手最内スワーヴリチャード、半身後方内目ウインテンダネス
5番手最内ハッピーグリン、並び内目シュヴァルグラン
6番手内目サトノダイヤモンド、半身後方中目サウンズオブアース
7番手内目サトノクラウン、半身後方中目カプリ
8番手内目ミッキースワロー
9番手中目サンダリングブルー
隣同士の馬が半馬身ずれ、有力馬同士を斜めに見る隊列。
向こう正面
先頭は最内キセキ
2番手最内アーモンドアイ、並び内目ノーブルマーズ
3番手最内スワーヴリチャード、並び内目ガンコ
4番手内目ウインテンダネス
以下並び変わらず
5番手最内ハッピーグリン、並び内目シュヴァルグラン
6番手内目サトノダイヤモンド、半身後方中目サウンズオブアース
7番手内目サトノクラウン、半身後方中目カプリ
8番手内目ミッキースワロー
9番手中目サンダリングブルー
向こう正面~直線(3・4コーナー)
先頭は最内キセキ
2番手最内アーモンドアイ、並び内目ノーブルマーズ
3番手最内スワーヴリチャード、並び中目ガンコ
4番手内目ウインテンダネス、並び内目シュヴァルグラン
5番手最内ハッピーグリン、並び内目サトノダイヤモンド、並び中目サウンズオブアース
6番手内目サトノクラウン
7番手内目カプリ
8番手最内ミッキースワロー
9番手内目サンダリングブルー
直線
最内キセキが粘るところを残り150mで内目アーモンドアイが交わし衝撃のレコードV
最内から中目に出したスワーヴリチャードが3着。
直線で外目に出しジリジリと伸びるもシュヴァルグランは4着。
最内から大外に出したミッキースワローが5着。
内目から外目に出しシュヴァルグランと併せるも伸びずサトノダイヤモンドは6着。
【短評】
1着 アーモンドアイ
強い。その一言です。
レイデオロとの使い分けをするのも納得の衝撃Vです。
心配されていた内枠での包まれる懸念も、スタートから前に行かせることで解消しました。
サトノダイヤモンドがスタートが良かったので、内に切れ込めば番手を下げる事が出来ましたが、サトノダイヤモンドがポジションを主張しなかったのはラッキーでした。
(同じノーザンファーム生産馬の宝物にそんな事する訳が無いのです)
その後は道中は2番手で競馬。直線では後続が来るのを待ちつつ、残り250mでGOサイン。
残り150mであっさりとキセキを交わしてレコードV
レース内容は文句の付け様が無いです。
来年は海外を転戦ですね。
あと心配事があるとすれば体質面。
前走後に脱水症状みたいになりましたし、なるべく安全運転な競馬で脚に負担がかからない様にもしています。
表立っては書かかれていませんが、何か不安は抱えてそうです。
海外だと調整方法も変わりますし、無事に走り続けて欲しいです。
次走はドバイターフかドバイシーマクラシックです。
過去日本馬が勝利しているレースなのでアーモンドアイも楽しみですね。
日本でのオッズは応援馬券で安くなりそうなので、海外に行ってブックメーカーで買いたいです。
2着 キセキ
今回も惜しい競馬でした。
スタートして最内に拘ってアーモンドアイには交わされましたが、後続には3馬身以上離す強い競馬でした。
このブログでは何度も書いていますが、前目前目で競馬をする川田騎手は上手いです。
今回もウインテンダネスが逃げた時用のプランがありそうなスタートからのハナ取りでした。
道中もスローに落とし込まず、後ろに脚を溜めさせない競馬が出来ました。
今後も他の逃げ馬が居ない時は安定して5着以内に入ってきそうです。
次走は有馬記念です。
強力な逃げ馬も居なさそうなので、次回も内・中枠になればチャンスありです。
ただし次走で今秋4戦目、有馬記念は逃げ馬が逃げ残り辛いと不安要素があります。
人気になるようだったら評価を下げたいです。
3着 スワーヴリチャード
M.デムーロ騎手の好プレーが光る競馬でした。
7枠スタートでスタート後にポジションを取りに前に行き、1コーナーでは最内3番手にスッポリと収まりました。
直線ではキセキ、アーモンドアイの外に出しましたがジリ脚もクビ差踏ん張って3着。
スタートから1コーナーまでの積極的な騎乗で3着を手繰り寄せました。
前走での不利大敗&7枠からのスタートと最悪着外も想定しましたが、見事に立て直しましたね。
上位3頭はスタートから最終コーナーまで内と前に拘って競馬し、経済コースを走って伸びています。
今年はこのパターンが多いです。チャンピオンズCや有馬記念でも注意しましょう。
次走は有馬記念です。右回りは苦手なのが不安材料です。
前目に行けることは強みなので枠次第ではいい競馬をするかも知れません。
(枠が悪かったときは、切るのもありかと思います。)
4着 シュヴァルグラン
6枠スタートで出たなりに競馬をして5番手内目を回り直線少し伸びるも4着。
騎乗内容は悪くなかったのですが、もっと工夫できたと思います。
3着と4着の差は前と内に拘った差なので勿体なかったですね。
C.デムーロ騎手は良く言うと馬に合わせた競馬が多いですね。
悪く言うと工夫が少ない。馬場やレースに合わして競馬をするのは少ないです。
覚えておいて損は無さそうです。
次走は有馬記念です。
今回よりは人気は落ちますし、鞍上はボウマンが鞍上予定です。
鞍上強化が見込まれますし、距離&右回りも問題なし。
昨秋よりデキは落ちてますがこのメンバーとならやれそうです。
今回は調教がそこまで良くないと言われていたのも、覚えておいた方が良さそうです。
5着 ミッキースワロー
横山典騎手お得意の最内後方ポツ2からの直線で大外に出し上がり最速で5着。
疲れから天皇賞秋は使えませんでしたが、一線級相手に頑張りました。
いい馬ですがこの競馬をしている限り、このレベルで実力で勝ち切るのは厳しそうです。
前目に行く競馬を覚えるか展開が向くかが必要ですね。
あとディープインパクト産駒は成長力が疑問ですが、ディープインパクト孫産駒はどうなんでしょうね。
次走は有馬記念です。
最近は大外ぶん回しの捲り競馬が決まりやすい競馬場になりましたが、有馬記念は大外ぶん回し競馬に厳しいレースです。
そしてミッキースワローは直線で一気です。更に厳しいです。
展開が向かないようでしたら即切りもありです。
6着以下 で思ったこと。
6着 サトノダイヤモンド
3枠スタートで出たなりに競馬をして6番手内目を回り直線少し伸びるも6着。
この馬の良さ機動力が活きない競馬でした。
この馬の機動力を活かすなら前目に行く必要がありましたね。
ただこのペースだと向こう正面でポジションを上げるのは厳しいし、ロングスパートでも厳しい。
結局コーナーで早めに動きたそうでしたが、囲まれて動けず。
結果論ですが1コーナーでの先行争いに参加しなかった事で勝負がついてしまいました。
グランプリホースですが現状はこんなもんかなと思います。
個人的にディープインパクト産駒の成長力には疑問なので。
次走は有馬記念ですね。
ラストランなので有終の美を飾って欲しいファンも多いですが、厳しいと思います。
距離不安も無く、機動力もあるだけにレース自体は向いているのですが、、、
7着 ハッピーグリン
道営所属として頑張りました。
中央でもこれぐらい走れるという事は覚えておきましょう。
9着 サトノクラウン
今までお疲れ様でした。
この馬には向いていない馬場でした。
馬場で買える最近は少なくなったタイプの馬でしたね。
日本競馬の血が入っていない血統でG1馬になったのは、過去10年だと以下の14頭です。
今後は種牡馬として活躍して欲しいですね。
モズアスコット(安田記念)
サトノクラウン(宝塚記念)
ソウルスターリング(優駿牝馬、阪神JF)
モーニン(フェブラリーS)
エアロヴェロシティ(高松宮記念)
アジアエクスプレス(朝日FS)
ブラックステアマウンテン(中山GJ)
エイシンフラッシュ(東京優駿、天皇賞秋)
テスタマッタ(フェブラリーS)
エイシンアポロン(マイルCS)
スノーフェアリー(エリザベス女王杯×2)
キンシャサノキセキ(高松宮記念×2)
エーシンフォワード(安田記念)
ウルトラファンタジー(スプリンターS)
10着サンダリングブルー、11着カプリ
海外馬はこの馬場だと用無しでしたね。
今まで通り、来年も即切りで良さそうです。
次走のねらい目
アーモンドアイ◎(次走はドバイ。怪我無く頑張れ。海外行って買いたい)
キセキ▲(今秋4戦目、有馬記念は逃げ馬に厳しい)
スワーヴリチャード△(好騎乗。次走は右回り。上がり目は?)
シュヴァルグラン〇(次走は鞍上強化。距離・右回り問題なし。)
ミッキースワロー△(次走は追込み厳しい。)
サトノダイヤモンド×(次走はラストラン。上がり目は?)
スワーヴリチャードの短評でも書きましたが、上位3頭はスタートから最終コーナーまで内と前に拘って競馬し、経済コースを走って伸びています。
短期免許騎手&川田騎手のポジションを取る意識は毎週見ていますが流石ですね。
今年はこのパターンが多いです。チャンピオンズCや有馬記念でも注意しましょう。